皮膚科で処方されるヒルドイドソフト軟膏の美肌効果がすげーって話、今ではすっかり有名ですよね。
私も一度処方していただいてからその保湿効果に驚き、敬服しています。ぼっこりと窪み、赤黒くなっていたやけど跡も綺麗になったんですもの。
ただこのヒルドイドソフト軟膏は病院で処方していただかないと手に入らない薬。受診するのも面倒ですし、お医者さんに「ヒルドイドをください」と要求するのもなかなか難しいですよね。
そこでドラッグストアなどで購入できる第二類医薬品の中に、ヒルドイドソフト軟膏と同じ成分、「ヘパリン類似物質」が配合されたものがあります。
私はそういったものを利用しています。
具体的にはヘパリンZクリーム、HPクリーム、アットノンなどがありますね。
それらの中にまた新たな仲間が加わったのですが、そいつが明らかに美容目的特化だなと感じました。
その名は「Saiki(さいき)」。2017年9月に発売、アットノンと同じ小林製薬のやべーやつだ。
もうパッケージからして美容向けすぎるだろこれ
そもそもヘパリン類似物質って?
ヘパリン類似物質は、乾燥肌治療成分として、50年以上使われてきた成分です。
ヘパリン類似物質とは、体内にある「へパリン」という物質と似た成分で、
「保湿」「血行促進」「抗炎症作用」の3つの働きがあり、乾燥肌に優れた効果があります。この3つの働きは、肌の内側から新陳代謝をうながすため、
一時的な保湿とは違い、乾燥荒れ肌の根本的な解決に繋がる成分だということが分かります。
介護の現場でもヘパリン類似物質配合のヒルドイドは乾燥肌のご老人によく処方されるお薬です。
乾燥の果てに粉を吹いてひび割れていたおじいちゃんの足が塗った翌日には綺麗になっているほどの威力。
市販薬でもアットノンなんかは傷跡ケアを目的としてますね。それだけ肌に対してよい作用をもたらす成分だということです。
また、この成分に重篤な副作用はありません。合わないとかゆみが出る程度です。
医療品を美容目的で使うことの是非について
ヒルドイド等の医薬品を美容目的に使うことについて、良くないのではないかという意見もあります。
確かに、ヒルドイド欲しさに「薬の譲渡」「目的外での使用」などの法律違反も目立ちますね。
しかし美容目的で使うこと自体は間違ってはいないと思います。
ヒルドイド等、ヘパリン類似物質を使う必要のある肌は、すなわち乾燥肌ということ。
乾燥肌は皮膚疾患の一種です。
皮膚疾患に対して薬を使うことに、何ら問題はありません。
Saiki(さいき)はローション、乳液、クリームから選べる
Saiki(さいき)の話に戻ります。
Saiki(さいき)はローション、乳液、クリームの三種類から選べ、使い勝手がとても良いです!
お風呂上り、洗顔後等にさらっと使いたい人はローションタイプ。
普段お使いの化粧水の後に使いたい人は乳液タイプ。
スポットをしっかりケアしたい人はクリームタイプがおすすめです。
ローションタイプ、乳液タイプはそれぞれ化粧水、乳液として使って問題ないと思います。
クリープタイプは化粧下地にもできそうですね。
まとめ
小林製薬、やってくれました。
商品コンセプトから、顔に使うことが明記されているので安心して使えますね。
配合成分的には同じ小林製薬のアットノンと同じですけど、配合量等が違うのでしょう。
お値段的には、皮膚科受診してヒルドイドを処方してもらうのとあまり変わりないと思います。
お医者さんが絶対にヒルドイドをくれるとも限らないので、絶対にヘパリン類似物質の入ったものが欲しいならこちらのほうが確実ですね。