Twitterで見かけたお話です。
海外だとゲームに対する評価で「not for me(私向けでは無い)」って言葉があるんだけど、「このゲームは私には面白く無かったけど、これを好きだと感じる人もいるから一概にクソゲーとは言わない」ってことらしいんだけど、日本のオタク界隈でもこの言い方、流行ってくれないかしらね。
— めがねねこP (@FakeFalcon) 2015年7月22日
英語圏では「Not for me(私向きじゃない)」という表現方法があるとのこと。
主にゲーマーの間でのスラングのようなものでしょうか。
自分も他人も責めないこの表現にとってもしっくりきたので、紹介したいと思います。
作品がつまらないのではなく、私向けじゃないだけ
他人を傷つけないために。
流行ってる作品を見てみたけど、面白いと思えなかった。友達に勧められたけど、よくわからなかった。そんな経験ありますよね。
そんな時に
「最近流行ってるらしいけどくっそつまんない」「あんなの見て面白がってる奴の気がしれない」「〇〇はレベルが低い」「ポプテピピックはクソ」
などとTwitterで作品をこき下ろすお方がいらっしゃいます。
こんな書き方をしてしまうとその作品を好きな人が不快な気分になりますよね。
そこで「Not for me(私向きじゃない)」です。
その作品は「私に向いていなかった」だけです。ほかの人にとっては面白いかもしれない。
なので「〇〇を見たけど、私向きじゃなかった」とだけつぶやきましょう。
ほかの人と同じ方法でできなくても、私向きじゃないだけ
件のツイートとはまた違った用法。自分を傷つけないようにするためのものです。
世の中には様々なノウハウやライフハックが溢れかえっています。
朝に早く起きて活動するとか、ダイエットの話とか、勉強法とか、それはもう数え切れないほど。
そんな数多のノウハウの中から良さそうなものを一つ選んだけれど、「途中でやめてしまった」「しんどくて続けられそうにない」ということもあるかと思います。
そんな時「私はダメなんだ」と自分を攻めてしまうことがありがち。
そんな時にも「Not for me(私向きじゃない)」。
その方法は私には向いていなかったのです。決して私の能力が低いわけじゃない。私が怠惰なわけじゃない。
他に私に合う方法を見つければきっとできる。大事なのは自分を責めることでなく、自分に合った方法をみつけることです。
あんな言葉もこんな言葉も私に向けられたものではない
最後に悪意から身を守るためのもの。
Twitterのタイムラインは悪意に満ちています。
不安感を煽ってマーケティングする人、ストレスのはけ口に不特定多数に暴言を吐く人、面白半分で他人を否定する人。
そんな発言は「Not for me.(私に向けられたものではない)」。遮断してしまいましょう。
「このままじゃ一生痩せれません!」
「あいつうざい」
「〇〇好きな奴ってほんとキモイwww」
「まだ東京で消耗してるの?」
全部別に私にむけて言っているわけではないです。ただの雑音。無視しましょう。