こんにちは、行しろ(ゆきしろ)です。
Twitterで話題になっています。
8/18放送分のミュージックステーションに登場した星野源の発言。
星野源、この状況で「家族は血の繋がり関係なし」とか「同性の両親を持つ子どもも増える」とか、よくぞ言ってくれた感! pic.twitter.com/e8IoPW1hhv
— tani (@tanilapf) 2017年8月18日
LGBT界隈からはおおむね称賛のツイート。
ただその星野さんの発言が司会のタモリさんにさらっとスルーされたのでストレートの方々はあまり反応されていないようでした。
ストレート女性からは星野源の投げキッス!おちゃめ!可愛い!歌上手い!裏声綺麗!って感じの反応が多いです。
星野源8/18Mステ出演時の発言
歌詞を昔っていうよりも今の家族にしたいなと思って色々考えたんですけど。
僕なんとなくあの、家族って漠然と血のつながりだと思ってたんですけど。
よく考えたら夫婦って、血繋がってないなって。
だからもう血のつながりとか関係ないなと思って。だから例えばもう友達とか仕事仲間もファミリーって言ったりもするじゃないですか。
だからそういう広い意味でこれからの時代に向けて例えば両親が同性同士の方もこれから多分どんどん増えてくると思うんですよ。
そういう家族も含めた懐の大きい曲みたいなものを作りたいと思って、作りました。星野源ミュージックステーション8/18放送分にて
実にさらっと、同性カップルについて述べています。
同性カップルが築く家庭は特別でなく、八百万ある家族の形の一つにすぎない。
そう認められているようでうれしいです。
特別扱いされているうちは本当に認められていることにはなりませんから。
同性同士のカップル、そして彼、彼女らが子供を迎え入れる。
星野さんはそんな未来を予期し、それも一つの家族の形として受け入れ、「Family Song」の作詞をされたとのこと。
そこに愛があるならばどんな家族にも当てはまる。
お父さんとお父さん、お母さんとお母さんといった家族にも当てはまる。
星野さんの意図したとおり、懐の大きな一曲です。
星野さんといえば、あの名曲「恋」でも同性愛を一つの形として受け入れている
星野さんの代表曲TBSテレビドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の主題歌「恋」ですが、この曲でも星野さんは様々な形の愛を描いたと言います。
ラブソングって、どうしてもある特定の条件を歌ったものが多いじゃないですか。
片思いだったり、カップルだったり、夫婦だったり。その特定のシチュエーションや登場人物にこっちの感情のトリガーが勝手に引かれて共感するパターンがほとんどだと思うんですけど、そうじゃなくて、すべての恋に当てはまるラブソングにしたいと思っていて。
恋愛のスタイルというものがどんどん多様化していますよね。
異性でも同性でもその他にももっといろんなスタイルがあって。
今まで当たり前だと思われていたものが古くなって、塗り変わっていく時代だと思うんです。あと、僕は物語や虚構の世界を愛している人たちが大好きだから、本来実在しないものに対して恋をしたり、それによってそのひとの人生が充実していたとしたら、それが一般的に呼ばれる恋や愛と一体なにが違うんだって思っていて。それも含めてフィットする歌をつくれないかって考えたときに、『夫婦を超えてゆけ』って言葉が思いついたんです。
星野さんは「恋」でも「Family song」でも一貫して
同性愛は多様化している愛の形の一つ
というスタンスで愛を表現しているようです。
有名番組で有名アーティストが同性愛について語るということ
今日のMステで星野源さんが「これから同性同士で結婚される人も出てきて、そういう方も子供を持つ日が来るでしょうし」みたいなこと言ってて、この場で言う感じやっぱすげーなって思ったし、同様の見解の元で多くのエンターテイメントが作るられるべきだ
— 吉田吏志/I wanna do it (@yochida_satochi) 2017年8月18日
ミュージックステーションのような有名番組では「放送するべきでないこと」が多いです。
おそらく同性愛、さらには同性カップルが養子をとることはおそらく「放送するべきでないこと」でしょう。残念ながら。
そこを星野さん、ぶっ放してくれました。
星野さんのような有名なアーティストが同性愛について公共の電波で語ることってなかなかありません。
憧れられる存在の発言って人を大きく動かします。
つまり星野さんの今回の発言は多くの若者に同性愛を受け入れてもらう大きなチャンスとなり得ます。
ゲイフレンドリーでもそのような発言をしてくれる人って本当になかなかいない。
芸能界にもいっぱい居るはずなのに。某アイドル事務所とか。
余計なことをいって業界から干されたら大変だからでしょうか。
私が考えるセクシャルマイノリティが受け入れられるための一番良い方法は「若者にあこがれられるかっこいい存在がセクシャルマイノリティを受け入れる発言を公共の電波で流すこと」だと思っています。
まさに星野さんの今回の行動です。
今回の星野さんの発言がもっともっと、話題になることを願っています。